著作権をめぐる論争を知る

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パロディと流用

パロディは模倣とオリジナルの問題をめぐって、論議され続けてきた。パロディという分野は世界的に認知される芸術表現の方法であるが、法的な根拠が弱いという矛盾を抱えている。著作権に芸術と模倣を区別し、芸術を規定する能力があるのかは疑問が残る。

パロディ

既存の著作物を参考にして表現する方法の一つにパロディがある。現代美術ではポップアート、音楽ではジャズというようにパロディに属する芸術分野は数多くある。こ…

パロディモンタージュ

山岳写真家である白川義員氏の撮影した写真を元にして作った、マッド・アマノ氏のパロディモンタージュ作品について裁判で争われたことがあった。裁判は最高裁まで…

海外でのパロディ

日本の著作権法の中にはパロディを認める根拠はなく、唯一根拠となりそうな制限規定の「引用」も最高裁の打ち出した引用基準によって実質的にパロディを認めるもの…

著作権と芸術

パロディとして有名なものに、アンディ・ウォーホールのポップアート作品がある。20世紀美術の代表作品とまで言われるほど世界的に評価されている作品であるが…