著作権をめぐる論争を知る

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ナップスター

インターネットが普及したことで著作物の違法な送受信が問題となったが、それを後押ししたものの一つがナップスターなどのファイル交換サービスであった。ナップスターのサービスは、ソフトウェアを使ってユーザーが相互にデータを共有できる場を提供するだけのものであり、ユーザーやナップスターは著作権を犯していないという考えもあった。しかし、2001年の裁判でインターネットを通じて不特定多数の人と著作物を複製・頒布することは私的利用の限度を超えていると判断され、ナップスターはその助力をしたとして敗訴した。

ファイル交換ソフト

ナップスターが敗訴したあとも、より進化したファイル交換ソフトが開発されて普及していった。これらのソフトはファイルを交換する場を必要とせず、ソフトが独立して交換を可能としている。ソフトの内容から違法なものと断定することもできず、利用の仕方はユーザーに委ねられている。