著作権をめぐる論争を知る

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デジタル録音・録画

1980年代後半からデジタル化が進み、デジタル録音・録画機器が家庭に普及し始めた。デジタルは従来のアナログと違い、コピーする際に音などの情報が劣化することなく、その速度も高速で複製品を大量に作れるという性質を持っていたので、著作権問題に大きな波紋を読んだ。結局、デジタルによる複製も私的使用のための複製として認められることになったが、同時に企業の利益に影響が出ることも考えられ、デジタル複製に関しては「私的録音録画補償金制度」という制度が作られた。

ネットワーク化

1990年代の後半になるとネットワークの時代が訪れ、インターネットは世界中に普及しデータ通信手段の中心となった。データ圧縮技術が進展し、大容量のデータを常にやり取り出来るような通信環境が整ったことで、著作物がインターネット上で違法にやりとりされるという問題が起こった。